砂の器 伊豆編

 

 

             桜の季節になったら行ってみたいとずっと思っていた伊豆のロケ地。

             あれからほぼ6年が過ぎた2010年3月半ばに訪ねた。

 

 

     下田市立青少年海の家(旧登自尋常高等小学校)

 

             

             下田市の南、田牛という地区の海岸から少し入ったところに残る校舎。

 

             

              外壁の塗装や修理をしたのか、ドラマのときよりも綺麗な印象だ。 

 

             

               校舎の大きさや校庭の広さは、思い描いていたとおり。

 

             

               現在は下田市の青少年宿泊施設になっている。 

 

             

              中には入れないので、窓からちょっと覗いてみた。

             上田の小学校もそうだが、昔の木造校舎はなんともいえない懐かしさを感じる。

 

              

              いなくなった父ちゃんを心細げに待っていた秀夫が、

              父ちゃんの姿を見つけて走っていく。

 

             

              盗んだピアニカを持った父ちゃんが顔を出した校舎横。

              あれからずっとあのピアニカだけが秀夫の友達だった。

 

             

              このシーンは校舎を見下ろすふたりのショットから始まるので、

              高台の撮影場所があるのではないかと向かいの集落のほうを歩いてみたが、

              そのようなところは見つけることができなかった。

 

             

             その高台からのシーンに映っていた海。

 

 

 

          松崎町那賀川沿いの道

 

              

               伊豆西海岸松崎町の市街地の少し手前。伏倉橋から。

 

             

             那賀川沿いに道には、約6キロにわたって数種類の桜が植えられているそうだ。

 

             

              川沿いの遊歩道をふたりが歩いていく。

 

             

               撮影が行われたのは3月中旬、満開のオオシマサクラの下だったそうだ。

              早咲きの桜は、今年はさらに早かったらしく、前日の雨もあって

              残念ながらほとんど散ってしまっていたけれど、

              土手に咲いている菜の花や雪柳がとても綺麗だった。

 

             

              名残のオオシマサクラ。

 

             

              遊歩道の片隅に佇むお地蔵さんに、

              つい手を合わせる秀夫を思い出す。

 

             

             ピンク色のソメイヨシノの蕾は、今にも開きそうなくらいに膨らんでいた。

 

 

                ドラマのとおりに満開のオオシマサクラの下を歩くことができなかったのは残念だった。

                十分に日帰りできる場所なので、次はぜひ機会を逃さずにリベンジしてみたいと思う。