白い影 北海道編(2007年3月)
2001年3月18日。支笏湖に消えてしまった直江先生。
どうしても行きたかった雪の支笏湖。やっと先生に会いに行くことができた。
追分駅
直江先生と七瀬先生が別れた追分駅と、ふたりが歩いてきた駅前の橋。
駅前広場は大通りから入ったところにあり、結構広くて、ロケ場所として適していたのだろう。
メイキングで福澤Dが、ピンポイントで雪が降らず、大量の雪を運び敷き詰めたと話していたが、
それは大変な作業だったと思う。
駅前のホテル。ロケ隊が休憩、食事をとったところ(らしい)。
ようやくやってきた支笏湖。メイキングでも写っていた看板。
この冬は雪が少なかったらしいのに、この10日ばかり前に降った雪で、
ポロピナイキャンプ場はまさに冬景色だった。
しか〜〜し、ちょうどこのとき、2台のブルドーザーが除雪作業中^^;。
少しウロウロして、明日の朝にリベンジすることにした。
キャンプ場の入り口付近から見える桟橋の風景。これだけでもう、涙が出そうになる…。
低い雲のかかった恵庭岳とポロピナイの遠景。
何かから逃れるように、僕はここに来ていた。
怖かった。どうしようもなくひとりだった。
ひとりなら、それが運命なら、誰に知られることもなく
ひとりで消えてしまいたかった
翌日の早朝、思ったとおり誰もいない桟橋。
本編から6年、SPから4年。やっとやっとここまで来ることができた。
ここが、直江先生の歩いたところ。先生が眠る美しく静かな湖だ。
まぶしい朝日が桟橋を照らしていた。
ドラマの中ではフラットだった桟橋に、写真のような段差が作られていた。
ボートがつながれていた場所。
あのときの先生の立ち姿は美しかった。
この場所に、初めて連れてきてくれたのは母だった。
父が死に、母は僕と姉を連れてここに来た。
そして、あそこで泣いていた。
先生の見ていた風景。
大自然に囲まれた静かな湖面。
七瀬先生が座っていたあたり。
除雪された雪があちらこちらに捨ててある^^;。
前日は小雨に煙っていた風不死岳。
この朝はずっとその全容を見せてくれていた。
空が綺麗だったので…。
メイキングで中居くんと女の子の後ろに映っていた売店のあたり。
支笏湖温泉から見た風景。
こちらは恵庭岳。このふもとがポロピナイ。
支笏湖温泉とポロピナイのちょうど中間あたりから。
風不死岳の後ろに、溶岩ドームを乗せた樽前山がよく見える。
SPの冒頭で、倫子が歩いてきた支笏湖温泉街の広場。
雪が深くて、中に入ることはできなかった。
そのかわりに。
温泉街のはずれにある支笏湖ビジターセンターから見た感じがよく似ている。
昼間は明るい雰囲気を見せていた温泉街も夕暮れになると寂しい。
湖から吹き寄せる風は、身を切るように冷たかった。
温泉街側にある遊覧船の桟橋。
先生。やっぱりここは冷たいね。
湖の底は、寒くはない?
洞爺湖
サイロ展望台より。
支笏湖から洞爺湖へ。
洞爺湖は大きなホテルが立ち並ぶにぎやかな温泉街。
やはり自然の中でひっそりとした支笏湖とは違う明るさがある。
「先生、早く!」
子どものような倫子の様子を先生はまぶしそうに見つめていた。
ふたりの歩いていった湖畔。
この4本の白樺が目印。
「ここは僕にとって、心がいちばん落ち着く場所なんだ。
だから、君といっしょに来たかった。」
奥の斜めになっていた木は、台風で折れてしまったそうだ。
「先生と似てる」
「ん?」
「初めて見ると、ちょっと怖くて冷たそうで、でもそばまで行くと、やさしく包んで守ってくれる」
木でできていた古い桟橋はずいぶん前に撤去されてしまったので少し印象が違う。
この桟橋は、すぐ裏手にある「ペンション洞爺」のものだと聞いたので、管理人さんにご挨拶を、と思ったのだが、
ペンションにはまったく人の気配がなかった。訪ねてきたファンに、ロケのお話を気軽にしてくださるご夫婦だそうだ。
北海道大学
札幌の北海道大学病院。ドラマでは「北海大学病院」となっている。
」
病院をやめた先生が、白衣を脱ぎながら出てきた職員通用口。
ほんとは「北大病院歯科診療センター」。
白衣をボートにひっかけて、歩いてきた道。
テレビ塔
札幌テレビ塔に初めて登った。
SPの回想部分の最初に出てきたショット。
花も雪もない大通り公園はなんとも殺風景だ。
テレビ塔から恵庭岳、風不死岳、樽前山が見えることを知った。
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支笏湖があの向こうにあると思うだけで、しばらく動くことができなかった。
2階の、映像化された作品のコーナーのいちばん奥に、「白い影」の展示があった。
いちばん上の段に田宮版の写真。次の段には2001年版のDVD・BOXやサントラ盤、田宮版の台本など。
その下に、原作「無影燈」の一節。「支笏湖あたりで死のうか」の言葉に、泣けそうになる。
そして、いちばん下。直江先生と倫子が支笏湖(洞爺湖だけど)で寄り添うショット。
北海道に来て初めて見た直江先生の姿に、「先生、ここにいたんだね」と思わずつぶやいた。
千歳の飲食店街
最後にちょっとマニアックな場所。「SP」で自分がMMであることを知った直江先生が酔って歩いてきた飲食店街。
新千歳空港から、10分ほど車を走らせればすぐ。千歳市清水町というところで、こういう路地がたくさんある。
ちょっと迷ったけれども、決め手は「メトロ」という緑色の看板と、後ろの天八というお蕎麦屋さん。
この3日間。
私はずっと、先生と一緒にいた。
単なる「ロケ地めぐり」なんかじゃなくて。
そこに確かに先生はいた。
「せんせい。なおえせんせい」
ずっと行きたかったあの場所で、声に出して呼んでみた。
先生。
不思議なくらいに、好きで好きでたまらない。
どうして私はこんなに先生が好きなんだろう。
何度も繰り返し、自分自身に問いかけた3日間の旅。
旅から帰ってきた日、日記に書いた公開ラブレター。
今も、これからもその気持ちは変わらない。
来年の春は、名寄に行ってみたい。
そして、そのときも支笏湖の先生にまた会いに行きたいと思う。