横浜地方裁判所陪審法廷

 

 

             豊松たちBC級戦犯を裁く軍事裁判は、横浜地方裁判所で行われた。

             当時の裁判所は平成9年に解体されたが、石造りの正面階段や法廷内部は

             桐蔭横浜大学のメモリアルアカデミウム内に移築復元されている。

             詳しくはこちらのHPへ。

 

            

              入り口の説明プレートに 「私は貝になりたい」の文字が。

            

                

              復元された正面階段。この向かいに一対になった階段がある。

 

            

            旧横浜地方裁判所。現在の建物の外観には4階部分までが復元されている。

 

            

              軍事法廷として使われていた当時の復元写真。

              「戦争犯罪被告人席」という言葉が重い・・・。

 

            

                             後日訪ねた現在の横浜地方裁判所。

 

 

                      

             

 

 

             法廷内では「音と光によるプログラム」を体験することができる。

 

               プログラム1 「裁判と正義」

               プログラム2 「裁判と民主主義」

               そして、プログラム3 「人間の尊厳と平和への祈り〜ここはかつて軍事法廷であった〜」

 

              「イメージされる主役は、苛酷な運命に翻弄され、それを背負っていった人々であり、

             この法廷で裁かれた下級の兵士たちです。そして、象徴的にひとりの男のモノローグに

             人間の尊厳と平和への祈りを凝集させていきます。」(パンフレットより)

 

             真っ暗な法廷に流れる「被告人」の声。戦争という極限状態の中で狂わされた運命。

             俘虜収容所でアメリカ兵を虐待した罪に問われた彼にもまた、男の子がいたという・・・。

 

             10分あまりのプログラムを体験し、胸のつまる思いで法廷をあとにする。

             春らしい日差しが降りそそぐキャンパスは、たくさんの学生たちの笑顔と歓声にあふれていた。